【記事公開日】2016/09/09

【最終更新日】2018/08/06

テーマ: スタッフが実際に試してみた

『京はんなリネン』と『シルクダブルガーゼ』は綿100%布団カバーより快適か比較してみた

高級カバーの『京はんなリネン』と『シルクダブルガーゼ』は果たして綿100%の布団カバーより快適?

当店の中でも、いわゆる”高級”と呼べる布団カバーがいくつかあります。

そんな中でも「特に高級!」と言っていいのが、京はんなリネンシルクダブルガーゼという二つの布団カバーです。

京はんなリネンは、上質なフレンチリネンを100%を使っており、見るからに涼しげ!

細番手の糸を使うことで、リネン100%だけど柔らかで軽~い使い心地が魅力です。

シルクダブルガーゼには、繊維の女王とも呼ばれるシルクを100%使ってます。さすがシルク!と言わざるを得ない肌触りと光沢感。ガーゼ地なのでシルクサテンのようなツルツル感はほとんど無いのですが、それが逆に馴染みやすく使いやすい方も多いのでは思います。

っとこのように、そのどちらも甲乙つけがたいクオリティです。

いわば、当店の中のツートップと言っても過言ではないでしょう!

綿100%の布団カバーより、快適なの?

そんな至高のカバーですが、でもこの二つ…、私たちに馴染みの深い綿100%の布団カバーと比べ、”快適”なのでしょうか?

質も高けりゃ価格も高い(笑)二つです。ちょっと興味ありませんか?

例えば、↓は当店が扱っている綿100%布団カバー(スリーピングカラー)です。

一言で言えば、『普通の布団カバー』です。(決して悪いという意味ではないです。)

こういったものと比べると、京はんなリネンやシルクダブルガーゼは、やっぱり快適さが違うんでしょうか?

それとも、大差ないのでしょうか?

ということで今回は、その違いを検証してみたいと思います(^^)

『熱や湿気のこもり具合』を比較!

ということで、今回は『快適さ』を比較したいと思います。では、なにをもって快適と判断するのか?ですが、これを

  • 熱と湿気のこもり具合

で確認します。

布団の中というのは、人が汗をかいたりすることで熱や湿気がこもりやすくなります。 実は、快眠のためには寝床内が適切な温度湿度(蒸れていない)であることが大切です。なので、この熱や湿気をより対処できるカバーを快適とします。

ちなみに、比較と言うと今までは使い心地などを”感覚的”に比べることが多かったのですが、今回は布団カバーに求める本質的な部分を厳密に比較しようと思い、このポイントを選びました。

※『肌触りや風合い』については、こちら(素材別でみる布団カバーの肌触り)にまとめていますので併せてご参考下さい。

検証方法

生地検査は専門機関(ユニチカガーメンテック株式会社)に依頼し、発汗シミュレーション(UGT法)という検査で確認しました。人は睡眠中に汗をかきますが、そのような状態をシミュレーションしています。(下が実際の装置)

  • 室内:温度20℃・湿度40%RH
  • 検査時間は60分。後半30分は下方から送風機で風(約1m/s)を当て測定。これは寝返りで熱や湿気が逃げる状況を再現しています。

試験する生地は、人にみたてた熱板(34℃)から7mm離し固定しています。

人工的な汗は透明チューブを通って染み出してくる仕組みです。

検証結果

京はんなリネン

素材:フレンチリネン100%

シルクダブルガーゼ

素材:シルク100%

スリーピングカラー

素材:綿100%

【基礎試験】通気性が良い『京はんなリネン』

まず、生地の特性を知るために『基礎試験』なるものを行いました。下表は、その結果から『通気度(通気性)』を抜粋したものです。(値が高いほど通気性が良い。夏物衣料の目安は50以上)

  京はんなリネン シルクダブルガーゼ スリーピングカラー
通気度(cm3/cm2・sec) 131.3 84.9 15.6

京はんなリネンの通気度が抜きんでて高いですね。シルクダブルガーゼもまずまずです。

スリーピングカラーは、他二つに比べ大きく下回る結果となりました。

【温度変化】一番熱がこもりにくいのは『京はんなリネン』

温度変化では『熱のこもりぐあい』を見ることができます。変化はグラフ化されており、タテ軸が温度、ヨコ軸が時間です。

 

京はんなリネンが一番熱がこもりにくい』という結果になりました!

全体を通し、京はんなリネン(緑の線)の温度が低いですね。

中でも注目すべきは、30分経過して『』を当て始めた時。(風は寝返りに相当。寝返りをすると熱や湿気が逃げるから)

グラフがガクッと落ちていますが、中でも京はんなリネンの落差が大きいです。これは、こもった熱が一番逃げたことを表し、つまりそれは寝返りなどをした時に、一番ス~っと温度が下がることを意味します。

【湿度変化】ここでも一番は『京はんなリネン』

湿度変化では、『蒸れぐあい』を見ることができます。タテ軸が湿度、ヨコ軸が時間です。

 

結果、湿度でも京はんなリネンが一番湿気がこもりにくいという結果になりました!

温度もですが、京はんなリネンは通気性が良いので熱も湿気もこもりにくいと考えられます。ただ、シルクダブルガーゼも僅差なので、同じくらい優秀と言えます。

それにしてもスリーピングカラーに対し、圧倒的な差をつけているのが興味深いですね!

そのスリーピングカラーですが、30分経過後も湿度75%辺りを推移しており、けっこう蒸れた状態と言えますね…。

結果

ということで、結果です!発汗時の温度変化・湿度変化の項目で両方とも、 以下の順になりました!

  1. 京はんなリネン
  2. シルクダブルガーゼ
  3. スリーピングカラー

特に、『湿度』に関してスリーピングカラーに大差をつけたのが印象に残りました。理由としては、

  • リネンもシルクも綿に比べ『吸湿発散が高い』繊維
  • 生地の通気性が高い

ということが考えられます。

体感してみて

また、実際にスタッフが使い試験結果の差が体感できるか確認してみました。(平成28年7月~8月)

結果、京はんなリネンとシルクダブルガーゼについては差を感じませんでした

一方、スリーピングカラーは、熱がこもって汗をかいて起きてしまうことがありました。これが、数値に表れた差(特に湿度)なのかな…と思いました。

ちなみに、京はんなリネンは清涼感のあるリネン100%なだけに、夏の時期にはサッパリ爽やかでとても心地よかったです。

シルクダブルガーゼは、持前の肌触りの良さで”うっとり”するような暖かさと心地よさに体が包まれました。

まとめ

ということで、数値的にも体感的にも『京はんなリネンとシルクダブルガーゼは、スリーピングカラーより蒸れにくく快適』ということがわかりました。

やっぱり、だてに高級ではない!(笑)

(とは言え、スリーピングカラーも実績ある良いカバーなので。一応、フォローしておきます(^^ゞ)

また、今回は肌触りや風合いといった部分にはあまり触れていませんが、当然そういった部分にも大きな価値を持ったカバーであることは言うまでもありません。

——

実は、今回初めて専門機関に試験を依頼してみたのですが、数値でハッキリすることにより、商品の良し悪しやお客様へのアドバイスももっと的確にできるようになると思いました。

今後も、いろいろな検証や体感を試しながら『良いカバーリング』を探究をしていこうと思います!

では(^^)

商品情報

【オーダーメイド対応】京はんなリネン(60フランスリネン100%)

通常より細い糸(60番手)や加工を加えることでリネン麻100%にも関わらず柔らかで軽い使い心地を実現!

【オーダーメイド対応】Silk Double Gauze(シルクダブルガーゼ)

シルク100%ならではの上質な肌触りと蒸れにくい使い心地が快適!睡眠の観点から見ても理想の1枚

【オーダーメイド対応】sleeping color(スリーピングカラー)

薄すぎず厚すぎずサラッとした肌触りに加え、優れた耐久性を持ち合わせた綿100%のスタンダードなカバー


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