【記事公開日】2019/12/16

【最終更新日】2025/12/16

テーマ: 布団カバーの選び方・アドバイス

快眠の為の羽毛布団カバー選び

「羽毛布団用のカバーって、どんなのがいいの?」そんな疑問にお答えします。

快眠の為の『羽毛布団カバー』選び

第一弾の『快眠の為の布団カバー選び』、第二弾の『快眠の為の肌布団カバー選び』に続き、第三弾は『快眠の為の羽毛布団カバー選び』です。

羽毛布団は主に水鳥の羽毛を使用しており、 『暖かい・軽い・蒸れにくい。体にフィットしやすい』など、とても優れた寝具です。 皆さんも一枚はお持ちではないでしょうか。

そんな羽毛布団には、どのような布団カバーが合うのでしょうか? 当店オススメの選び方をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

※当店では羽毛布団本体の取扱いはありません。

どういう視点で選ぶ?

羽毛布団の最大の魅力は 暖かさ。 その暖かさは、基本的に羽毛の品質に比例します。 そして、その品質を示す代表的な指標が 『ダウンパワー(dp)』 です。

ダウンパワー(dp)は、羽毛の品質を数値化したもので、この値が高いほど羽毛がよく膨らみ、保温性が高いとされています。ただし、少し誤解されやすい点として、ダウンパワーは羽毛布団そのものの暖かさを直接示すものではありません。 羽毛の充填量やダウン率など、他の要素によっては「思ったほど暖かくない」と感じることもあります。気になる方は、そうした仕様もあわせてチェックしてみるとよいでしょう。 とはいえ、一般的には『ダウンパワーが高い羽毛布団は暖かい』と考えて差し支えありません。 ちなみに、最終的な暖かさを数値で示す指標として『クロー値(clo値)』というものもありますが、これを表示している羽毛布団は少数派です。当店としては、この指標がもっと広まってくれると嬉しいなと思っています。

当店では、ダウンパワーに合ったカバー選びを大切にしつつ、汗や湿気への対策も考慮した羽毛布団カバーのご提案をオススメしています。

なお、この汗や湿気への対策は、羽毛布団カバーに限らず、当店が全ての布団カバー選びにおいて大切にしている共通の考え方です。(参考:『快眠の為の布団カバー選び』『快眠の為の肌布団カバー選び』)

400dp以上は『軽さ』を重視したカバーを

羽毛布団の暖かさの正体は 『空気』

よく膨らむ羽毛は、その空気をたっぷり抱え込むことができます。つまり、ダウンパワーが高い羽毛は、より暖かい羽毛布団と思ってよいでしょう。

一般的に、冬用の羽毛布団では、ダウンパワーはおよそ300dpから、良質なものでは450dpを超える場合もあります。特に400dp以上は膨らみが大きく良質な羽毛といえます。

日本羽毛製品協同組合のゴールドラベルでは、

  • プレミアムゴールドラベル:440dp以上
  • ロイヤルゴールドラベル:400dp以上

とされています。 このクラスの羽毛布団に重いカバーを掛けてしまうと、せっかくの膨らみを押し潰し保温力を十分に発揮できないことも…。それではもったいないですよね。

だからこそ、400dp以上の羽毛布団には『軽い布団カバー』を選ぶのがベストです。羽毛のふくらみを活かし、暖かさをより引き出してくれます。

一方、400dp未満の羽毛布団には…

一方、400dp未満の羽毛布団は、400dp以上のように羽毛が大きく膨らみにくいので、カバーの重さはそこまでシビアになる必要はないでしょう。保温力がやや弱めになるので、『保温性を補えるような布団カバー』を選ぶのがオススメです。

※『dpが低い=悪い羽毛布団』ではありません。400dp以上に比べ、確かに保温力は控えめにはなりますが、秋口や春先、温暖な地域、気密性の高い住宅(マンションなど)など、シーンによっては使いやすいといえます。

実際に選んでみた!

それぞれ、以下のような視点で選んでいます。

  • 両方・dp不明
    400dp以上でも未満でも、あるいは「dpが分からない」場合でも幅広く対応できる、軽さと保温力を兼ね備えたオールラウンド型のカバー。
  • 400dp以上
    保温性の高い羽毛布団向け。羽毛のふくらみを活かすため、上から押し潰さないよう軽さを重視したカバー。(逆に400dp未満に使うと保温力がものたりない)
  • 400dp未満
    保温性が普通〜やや低めの羽毛布団向け。羽毛布団の保温性を補うことを重視し、軽さよりも機能性を優先したカバー。(逆に400dp以上に使うと重みで膨らみに影響しやすい)

両方・dp不明

400dp以上でも未満でも、「そもそもdpがわからない」場合でも幅広く対応できる「とりあえずこれを選べば大丈夫」なオールラウンド型

【オーダーメイド対応】あったかるいメッシュ

●両方・dp不明

起毛は重くなるのが難点ですが、本品はメッシュでありながら起毛並みに暖かく、しかも軽い!軽さと暖かさを両立した理想的なカバーリング!

【オーダーメイド対応】COTTON BELLBE(コットンベルベ)

●両方・dp不明

綿100%のきめ細かなベルベット調起毛で静電気が起きにくく、肌触りはソフト。しっかり丈夫で洗濯しても毛玉になりにくいなど暖かさと使い勝手のバランスが取れた一枚。

400dp以上

400dp以上は羽毛布団にそもそも高い保温力があるので、軽さ重視のチョイス。

【オーダーメイド対応】100インド超長綿ローン

●400dp以上

スタッフも驚く軽さ。(一重ガーゼより軽い)上質なインド超長綿の極細糸を使うことで超軽量と滑らか柔かの快適な使い心地を実現。

【オーダーメイド対応】和晒京ひとえガーゼ

●400dp以上

ガーゼ1枚仕立て(一重ガーゼ)でとにかく軽い一枚。じっくり時間をかけた昔ながらの和晒し製法により繊維を傷めず柔らかで風合いも豊か。

【オーダーメイド対応】Charme(シャルム)一重ガーゼ

●400dp以上

ガーゼ1枚仕立て(一重ガーゼ)でとにかく軽い一枚。淡い水彩タッチのストライプ柄も印象的な一枚。

【オーダーメイド対応】Chou chou(シュシュ)一重ガーゼ

●400dp以上

ガーゼ1枚仕立て(一重ガーゼ)でとにかく軽い一枚。淡い水彩タッチのチェック柄も印象的な一枚。

【オーダーメイド対応】乾燥機対応ポリエステルガーゼ

●400dp以上

ふわっとエアリーな麻ガーゼ風の質感で、清涼感や軽やかさを巧みに再現。軽さに加え乾燥機対応・ホコリが出にくい・毛玉になりにくいなど機能面も充実!

【オーダーメイド対応】ナチュラルコットン・ブロード

●400dp以上

天然の生成り色が持つ素朴な風合いが大きな魅力。一般的なシーツに使われる綿100%ブロード生地の中でも軽やかな仕上がり。

【オーダーメイド対応】京はんなリネン(60フランスリネン100%)

●400dp以上

通常より細い糸や加工により柔らかさと軽さを実現した麻100%カバー。クールクラッシュ加工によるクシュクシュッ感が心地いい!

【オーダーメイド対応】80スーピマ超長綿

●400dp以上

『寝返り』もしやすくなるスベスベ滑らかな肌触り!高級スーピマ超長綿をサテン織りで仕上げたハイクラスなカバー。光沢感も美しい。

【オーダーメイド対応】80ソリッドサテン

●400dp以上

極細80番手の糸と高密度生地でしっとり滑らか&パリッとした心地よいハリ感。摩擦にも強い耐久性で毛羽立ちを抑えホコリも出にくい。

400dp未満

400dp未満は羽毛布団の保温力が中程度以下なので、軽さよりカバー自体の保温力を重視。


【オーダーメイド対応】和晒京ふたえガーゼ

●400dp未満

じっくり時間をかけた昔ながらの和晒し製法によるダブルガーゼ。通気性・吸水性・保温性に優れ肌寒い季節にも便利な一枚。

【オーダーメイド対応】和晒オーガニックコットン・ダブルガーゼ

●400dp未満

ノーホルマリン加工でホルムアルデヒドの心配がない安心オーガニックコットン使用。上質なコーマ糸と96時間かけた和晒しで風合いの良さバツグンの上質ガーゼ。

【オーダーメイド対応】京ガーゼ三重奏

●400dp未満

「暖かなガーゼが欲しい」にお応えしたガーゼカバー。ワッシャー加工で最初から柔らかく肉厚ガーゼで暖かさは毛布並み!

【オーダーメイド対応】コットンニット

●400dp未満

綿100%天竺ニットの”もっちり”肌触りニット。28ゲージというハイゲージニットを使用することで肌触りの柔らかさ&なめらかさを実現!

【オーダーメイド対応】コットンワッフル

●400dp未満

凹凸のあるワッフル生地により体との接触面積が抑えられ、べた付かない爽やかな使い心地。通気性や吸水力が高く乾きも早い。

【オーダーメイド対応】スベスベタッチファー

●400dp未満

圧倒的スベスベ滑らかファーを両面に使った起毛カバー。暖かい反面、重さがあるので400dp未満でチョイス。

【オーダーメイド対応】マイクロファイバー(片面ガーゼ)

●400dp未満

ふわっと軽く暖かな極細繊維マイクロファイバー使用。丈夫で毛玉になりにくいのも嬉しい!《片面一重ガーゼで重さ対策&両面使える2WAY仕様

【オーダーメイド対応】コットンパフ(片面ガーゼ)

●400dp未満

特殊なシール織りにより毛羽落ちや毛玉になりにくいあったか綿100%起毛《片面一重ガーゼで重さ対策&両面使える2WAY仕様

【オーダーメイド対応】タオルカバー(片面ガーゼ)

●400dp未満

パイルを高い密度でギュ~ッと織り込んだ『ぎっしりパイル』で吸水性・保温性に優れた一枚。《片面一重ガーゼで重さ対策&両面使える2WAY仕様

 


人気の記事