【記事公開日】2014/05/29

【最終更新日】2024/12/02

テーマ: 布団カバーの選び方・アドバイス

快眠の為の布団カバー選び

快眠の為の布団カバー選びで大事な『ある条件』とは?布団カバーは単なる布団の汚れ防止じゃありません。しっかり快眠に貢献できる寝具です!

快眠の為の布団カバー選び

布団カバーは『汚れ防止』のためだけの存在?

皆さんは普段、布団カバーやシーツをどのような”基準”で選んでいますか?

お気に入りの素材?

それとも肌触り?

はたまたデザイン性?

「とりあえず綿100%であれば…」という方や、「なんとなく買っている」という方もたくさんいることでしょう。

では、布団カバーは”何の為”に使っていますか?

「とりあえず布団が汚れないように…」

という『汚れ防止』の為に使っている方も、多いのではないでしょうか?

そこで今回は、少し違った視点で布団カバー選びというものを考えてみたいと思います。

それが『快眠の為の布団カバー選び』です。

【関連情報】寝返りしやすい布団カバー

スルスル~っと寝返りしやすくなる布団カバーのオススメをピックアップしました。

布団カバーを『快眠視点』で選ぶ!

布団カバーを素材や肌触りで選ぶことは、シンプルでわかりやすい選び方です。

もちろん、これでもOKですが、今回はそこからもう一歩踏み込んだ『快眠の為の布団カバー選び』という少し理屈っぽい解説です(笑)

快眠の為の布団カバー選びとは、単に好みで選ぶのではなく、『快眠の為にはどのような布団カバーが良いのか』という視点で選ぶことです。

恐らく、布団本体は快眠視点で選ぶことはあっても、布団カバーを快眠視点で選ぶことは少ないのでないでしょうか。

というより「そもそも布団カバーが快眠に貢献できる寝具なの?」と思う方が多いかもしれません(笑)

『睡眠健康指導士』の店長が考える

そこで!

実を言うと、私(店長)は、日本睡眠教育機構から認定された『睡眠健康指導士上級者(第132号)』という資格を持っております。

今回はその知識を活かし、私なりに『快眠の為の布団カバー選び』を考察してみました!

そもそも『快眠』とはどのような状態?

そもそも『快眠』とはどのような状態なのでしょうか。シンプルに言うと、『ぐっすり眠って朝もスッキリ目覚め、日中も眠気がなく活発に動ける状態』であれば、快眠できたと思ってよいでしょう。

寝具を選ぶ場合の、大事な『2つの条件』とは?

さて、ここからちょっと専門的になります!

実は、質の高い睡眠を得るには、ある大事な『2つの条件』が存在します。それが、以下です。

  1. 寝姿勢(ねしせい)
  2. 寝床内気象(しんしょうないきしょう)← 布団カバーが主に影響する条件

そして、布団カバーは主に『寝床内気象』に影響します(詳しくは以下に説明しております)。

つまり、快眠視点とは『この条件に基づき布団カバーを選ぶようにすること』です。

条件01.寝姿勢

●関連する寝具

敷布団、マットレス

寝姿勢は、睡眠時の姿勢のことで、仰向け寝で背骨がゆるやかなS字カーブ、横向き寝で水平が理想と言われています。

この姿勢は体に無理な負担が掛からず自然に眠れ、睡眠においても大事な条件となっています。

主に『敷寝具・枕』が担当します。※当店では寝具本体の取り扱いはありません

条件02.寝床内気象

●関連する寝具

敷布団、マットレス、掛け布団、布団カバーなど

『布団カバー』は、この『寝床内気象』に関係してきます。

寝床内気象は、布団内の温度・湿度のことで、温度33±1度、湿度50±5%が理想とされています。

具体的には『保温性、吸放湿性、こもった熱の放出の為に寝返りのしやすさ』等の機能性が求められます。

実際には快眠は寝具だけでなく、他にも『寝室の環境』や『心理的な要因(ストレス)』などが影響しますが、ここでは寝具に限定して紹介します。

布団カバーで『理想の寝床内気象』に近づける!

前置きが長くなりましたが、『快眠の為の布団カバー選び』とはつまり、

『理想の寝床内気象にできる布団カバー選ぶ』

ということになります(^^)

では具体的に、どのようなカバーを選ぶと、その理想に近づけるか。。。それが、下2つの条件です(条件ばかりでスミマセン…)。

  1. 汗や湿気の対処(吸水、吸湿、放湿、通気性)に優れること
    布団の中は汗や湿気で蒸れやすいので、この不快な状態を起こさないカバーが理想です。
  2. 保温性があること
    睡眠時の体温低下による免疫力低下で病気にかかりやすい状態を招かないために、適度な保温性が必要になります。(参考:布団カバーのあったかランキング

その他の寝具も重要!

理想の寝床内気象は、布団カバーだけで実現できるものでは無く、その他寝具も同様に機能性が求められます。いくら布団カバーだけ優れていても、敷き寝具や掛け寝具がダメダメでは実現できなくなります。敷き寝具、掛け寝具、布団カバー。これらが『寝床内気象』を実現できる機能性を持ったもの使うのが理想です。

店長が選んだ『快眠の為の布団カバー』はこれ!

以上の条件を踏まえ、実際に私が理想の布団カバーをチョイスしてみました!

※当社商品を基準に選んだもので、一般的な素材に対する評価や判断は含めておりません。

まず、一枚選ぶとしたら『ドライメッシュニット』!

当店の布団カバーの中からまず一枚選ぶとしたら、ポリエステル100%の『ドライメッシュニット』です。

ドライメッシュニットは、当店が満を持してリリースした、正に”快眠のための布団カバー”と言えます。

その理由はズバリ、蒸れ対策機能に優れるところ!

本品は『生地が発汗を感知すると”吸湿発熱”と”放湿クールダウン”を繰り返し温度・湿度を調節する』という蒸れ対策のための機能がピンポイントで備わています。

加えて通気性もよく、保温性や布団に入ったときのヒヤッと感も抑えるなど、快眠条件もバッチリ。

実際に私(店長)が使ってみましたが、ジメジメ感のないドライな使い心地で中途覚醒が減り疲れもよく取れ、翌日のパフォーマンス向上につながりました。

生地は縦横斜めのストレッチ性がある『ポリエステル100%立体メッシュ構造のニット』。

見た目にスポーティな生地ですが、その見た目通りスポーツウェアなどにも使われており、アクティブなスポーツシーンを支えるように、睡眠もしっかりとサポートしてくれます。

肌触りも肌着のように柔らか。寒暖差にも柔軟に対応でき、一年通してオールマイティーに使える万能さを持った一枚です。

天然繊維で選ぶなら『和晒 京ふたえガーゼ』

綿などの天然繊維で1枚選ぶとすると、綿100%の『和晒(わざらし) 京ふたえガーゼ』がオススメ!

和晒 京ふたえガーゼは、ふわっとクタッとした風合いが人気のダブルガーゼ生地

『保温性』や汗や湿気にも対応できる『吸湿性・通気性』などもしっかりあって快眠条件をクリアしています。

ドライメッシュニットと同じく、和晒 京ふたえガーゼも寒暖差に対応でき布団に入った時のヒヤッと感も抑え、一年通して使える万能さがある一枚です。

また、和晒 京ふたえガーゼは繊維を傷めにくい『和晒加工』という昔ながらの製法で作られており新品時からふわっとした柔らかさを味わえます

こういった”味わい深さ””風合いの良さ”はポリエステルには難しく、天然繊維ならではの良さと言えますね!

季節(春夏秋冬)に応じたオススメは!?

また、春夏秋冬に沿ったカバー選びも掲載してます。併せてご参考下さい!

まとめ

さて、いかがだったでしょうか?

布団カバーは、寝具の中でも少し脇役的な存在かもしれませんが(笑)、実は快眠に貢献できる寝具の一つということが、お分かり頂けたでしょうか?

触った時の肌触りやデザイン性など、”直観的”に選んでももちろんOKですが、快眠視点で選ぶと、また違った側面で布団カバーを選ぶことができます。

今回の選び方も参考にしつつ、『快眠の為の一つの道具』として布団カバーを活用して頂けたらと思います!


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