【記事公開日】2015/09/28

【最終更新日】2025/10/08

テーマ: スタッフが実際に試してみた / 布団カバーの選び方・アドバイス

『秋』にオススメ!布団カバー・シーツ

やっと涼しくなると思いきや、まだまだ暑い・・・いったいいつになったら涼しくなるの?と感じる近頃の秋。そんな『秋』にオススメな布団カバー・シーツを選んでみました!

こんにちは!店長の秀浦です。

9月に入ると暑かった日々もだんだん過ごしやすく…というのは、もはや過去の話?というくらい、近頃は秋になっても暑い!

夜もまだまだ寝苦しい日もあり、「今までのような”肌寒さ中心の秋提案”を見直さないといけない」と感じるようになってきました。

そこで、そういった変化を考慮して『秋前半』と『秋後半』に分けて選んでみました。もちろん地域差などもあるので、初秋でも肌寒さを感じるのであれば、晩秋を参考にしていただければと思います。

他の季節同様、素材の特性や睡眠の観点、更に実際に自分で使ってみた体験を交え、オススメをピックアップしております!

四季の分け方には暦などがありますが、気象庁では四季を下のように区分しているそうです。個人的にはこの分け方が体感温度的に現実の季節感としっくりくるので、この区分けで説明したいと思います。

春:3月~5月夏:6月~8月秋:9月~11月冬:12月~2月

選んでみました!

まず初秋・晩秋オススメのカバーを選ぶにあたり、以下の項目を考慮しました。

秋前半

掛け布団カバーの場合

  1. 湿気をたくさん吸う『吸湿性』
  2. 熱や湿気がこもりにくい『通気性』
  3. 開放感のある『軽さ』
  4. ヒヤッとする『接触冷感性(Q-max)』

敷布団カバー・シーツの場合

  1. 湿気をたくさん吸う『吸湿性』
  2. 熱や湿気がこもりにくい『通気性』
  3. 汗が乾きやすい『速乾・透湿・放湿性』
  4. ヒヤッとする『接触冷感性(Q-max)』
●秋前半で選んだカバー
カバー名(まだまだ暑い秋) オススメカバータイプ
掛け布団カバー 敷布団カバー・BOXシーツ
京はんなリネン
30ベラルーシリネン
乾燥機対応ポリエステルガーゼ
ドライメッシュニット

…イチオシ!、○…オススメ

秋後半

掛け布団カバーの場合

  1. 触ってヒヤッとしない『肌触り』
  2. じんわり温まる『保温性』
  3. 重苦しくない『軽さ』

敷布団カバー・シーツの場合

  1. 触ってヒヤッとしない『肌触り』
  2. じんわり温まる『保温性』
  3. 汗をたくさん吸う『吸水・吸湿性』
●秋後半で選んだカバー
カバー名(肌寒い秋) オススメカバータイプ
掛け布団カバー 敷布団カバー・BOXシーツ
和晒京ふたえガーゼ
リヨセル シルキーニット
和晒京ひとえガーゼ
2WAY仕様の掛け布団カバー

…イチオシ!、○…オススメ

では、以下に理由を説明していきます。

各カバーにはオススメのカバータイプに応じ以下の画像を表示しています。例えば『掛』画像だけであれば掛け布団カバーのみオススメ、『掛敷』両方表示があれば両方オススメとなります。

秋前半

『京はんなリネン』

秋なのに、まだまだ汗ばむような日にオススメなのが『京はんなリネン』です。

カバー名 【オーダーメイド対応】京はんなリネン
素材 フランスリネン100%

京はんなリネンは麻100%ですがザクザクとした感じではなく、フンワリ柔らかで保温性もあります。

これは、通常より細い糸を使ったり、クタッとする加工(クール・クラッシュ加工)の効果によるものです。

それでいて、麻100%らしいサッパリ感もあるので、「汗ばむような夜でも明け方には肌寒い…」というようなシーンでも対応ができる一枚に仕上がっています。

また、麻は重くなりがちですが、軽いのもメリットの一つです。

30ベラルーシリネン

30ベラルーシリネン』は夏用でもオススメしている、京はんなリネンより更にサッパリ涼感性が高いカバーリングです。

カバー名 【オーダーメイド対応】30ベラルーシリネン
素材 ベラルーシリネン100%

麻ならではの涼感性に加え、触れた瞬間にひんやりと感じる接触冷感性も高く、汗ばむシーンには心地よい一枚です。

とはいえ、意外にも保温性もあるんです。リネン繊維には空洞が多く、そこに暖かい空気を閉じ込めることで、「今日はちょっと肌寒いな…」という場合でもぬくもりを感じられます。

実際に試し寝してみましたが、最初はヒヤッとした感触がありましたが、じんわ~りと優しい暖かさが体を包み快適でした。

乾燥機対応ポリエステルガーゼ

一重ガーゼのように風がスッと通り抜ける通気性の良さと、ほのかな接触冷感。まるで麻ガーゼを思わせるナチュラルな風合いですが、実はポリエステル100%の『乾燥機対応ポリエステルガーゼ』です。

カバー名 【オーダーメイド対応】乾燥機対応ポリエステルガーゼ
素材 ポリエステル100%

ふわっとエアリーな麻ガーゼのような風合いを巧みに再現しつつ、チクチクしない肌触り、乾燥機対応、ホコリが出にくい、毛玉になりにくいなど、ポリステルならではのメリットが光る本品。

一重ガーゼのように軽やかで吸水速乾性もありますが、天然の一重ガーゼと違うのは、その優れた機能性です。

天然繊維にこだわらないなら、使い勝手・機能性ともに申し分なし。自信をもってオススメできる一枚です。

ドライメッシュニット

人の汗を感じたら乾燥と発散を繰り返し、温度と湿度を調整して布団の中を快適に保ってくれるハイテクなカバーリング『ドライメッシュニット』です。

カバー名 【オーダーメイド対応】ドライメッシュニット
素材 ポリエステル100%

ドライメッシュニットは『快眠の為の布団カバー選び』でもイチオシしているカバーリングです。

ポリエステル100%でできた立体メッシュ構造の生地により、人の汗に本能して乾燥と発散を繰り返し、温度湿度を調整し、寝床内の快適性を保ってくれます。しかもこの機能は、分子レベルの加工なので、洗濯しても長~く使えます。

また、メッシュでスポーティーな見た目ですが、実際にスポーツウェアでも使われており、アクティブなスポーツシーンと同じく、睡眠もしっかりとサポートしてくれます。

秋後半

『和晒 京ふたえガーゼ』

秋にもやっぱりオススメできるのが『和晒 京ふたえガーゼ』です。

カバー名 【オーダーメイド対応】和晒 京ふたえガーゼ
素材 綿100%

秋は春と同じく、朝晩で寒暖差のある季節です。

ダブルガーゼは、二層になったガーゼ間に空気を多く含むことができ、その空気が温められ、適度な保温性になります。

また、この和晒 京ふたえガーゼは、昔ながらの『和晒(わざらし)製法』で作られています。和晒は繊維を傷めず仕上げることができるので、新品時からふわっとした柔らかさを持っており、布団に入った時の”ヒヤッと感”を軽減してくれます!

ちなみに、当コーナーの『快眠の為の布団カバー選び』でも”イチオシ”しているカバーリングです。

リヨセルシルキーニット

ふっくらモチっとした使い心地の『ニット』もオススメ素材の一つ。このリヨセルニットは、綿より吸放湿性に優れる『リヨセル(テンセル™リヨセル)』素材を使っています。

カバー名 【オーダーメイド対応】リヨセルシルキーニット
素材 リヨセル94%、ポリウレタン6%

リヨセル(テンセル™リヨセル)は、天然植物由来のセルロースから作られた再生繊維で、シルクのような滑らかさとしっとり感、しなやかさや上品なツヤもあります。

当店には『綿ニット(コットンニット)』もありますが、リヨセルは綿に比べて約1.5倍の湿気を吸収放出する力があり、蒸れにくく快適なんです。

伸縮性に優れ、ふっくらもっちりとした質感は暖かな肌着のようで、肌寒いシーンにオススメです。 一方で、表面はスベスベと滑らかで、最初は少しヒンヤリ感じることもありますが、暑さの残る今の秋には、その涼感がむしろ心地よく感じられる素材です。

『和晒京ひとえガーゼ』

名前の通り、一重ガーゼ…つまり一枚のガーゼで作られた、使い心地も実際の重さも”かる~い”カバーです。

カバー名 【オーダーメイド対応】和晒京ひとえガーゼ
素材 綿100%

このカバーは暖かさというより、『重さが軽い』という点を活かした使い方です。

肌寒くなってくると、だんだん掛け寝具も厚くて暖かなものに変わってきます。すると増してくるのが重量です。

実は、私(店長)自身がそうなのですが、年齢(アラフィフです)とともに重い掛け寝具が辛く感じるようになりました…。と言うのも、これまではダブルガーゼを愛用していましたが、掛けるものの負担を感じるようになったんですね。

そこで本品。本品はヒヤッと感じにくく、羽毛や真綿など中わたの特性を活かしやすい通気性があります。 (つまり、暖かさなどが伝わりやすい。)

確かにカバー自体の保温性はそこまで高くはないですが、真冬ほど寒くない今の時期なら、ほどよい暖かさとこの軽さは、私のように重さを気にする方にはオススメです。

表裏で使い分け!2WAY仕様の掛け布団カバー

通常、掛け布団カバーは表裏で同じ生地を使っていますが、2WAY(ツーウェイ)仕様の掛け布団カバーは表裏で異なる生地を使っています

服で言うところの”リバーシブル”のようなものですが、これが結構使えるんです。

※2WAY仕様の商品名には『●片側ガーゼ』のように片側に異素材使用の旨を記載しています。

カバー名 2WAY仕様の掛け布団カバー
素材

コットンベルベの場合

例えば、コットンベルベという起毛カバーの場合、

  • 片面が『コットンベルベ(起毛)
  • もう片面が『和晒京ひとえガーゼ(一重ガーゼ)

という組合せになっています。このように表裏で生地が違います。

実際の利用シーンですが、

「今日は寒いかな…」

と思えば『コットンベルベ(起毛)』を肌側に。

「今日はちょっと暖かいかな…」

と思えば『和晒京ひとえガーゼ(一重ガーゼ)』を肌側に。

このように両面を使い分ける感じです。

実際にスタッフが使ってみた印象

実際にスタッフが季節の変わり目シーズンで使ってみて感じた点です。

  1. ひっくり返すだけで手軽に対応できる
  2. 毛布など他の掛け寝具を使わずにすむ(寝具がシンプルになる)
  3. 毛布などを使わないから掛け寝具を軽くできる
  4. カバーだから毛布のようにズレない

一言で言うと「使い勝手がよく便利」という印象ですね(^^)

(さすがに真夏や真冬は厳しいので、そういう時は寝具を足したり引いたりしましょう。)


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