CASE#18 ボルダリングマット素材で丈夫な犬用ベッドを作ってみました

お客様	当店の試作品
お作りした製品	●犬用ベッド
料金	（参考価格）22,000円（税込）

丈夫な犬用ベッド

実は、今回の『犬用ベッド』はスタッフの愛犬が切っ掛け。時々荒ぶって、ことごとくベッドをダメにしてしまうお転婆な柴犬女子なんです(笑)

でもベッドは決して嫌いじゃない…いや、むしろ好き。でも、ついついやっちゃうんですね。

そこで「丈夫なスポーツマット素材で作ったらどうだろう？」ということで実際に作ってみることになりました。

使うのは当店の『ボルダリングマット（スポーツマット）』でも使用している『ターポリン※』という側地。中芯はポリエチレンフォームです。

作ってみた犬用ベッドの仕様

●仕様

サイズ	●マット：幅60×奥行50×高さ2cm●囲い：厚み8×高さ8cm
中芯	ポリエチレンフォーム
生地	ターポリン1類生地（防水防炎機能）色：ワサビ
その他	●本体と囲いはマジックテープで脱着可能●マット裏面は滑り止め付き

モデル犬の体格に合わせ今回はこのサイズで作ってみました。（オーダーメイドなのでサイズは柔軟に対応できます。）

囲い部分は取り外しも可能です。（マジックテープ仕様）

表面はツルっとしています。冬は寒そうなので毛布など敷いて使いました。

囲いの部分は今回『8cm』で作りましたが、ここも高くしたり低くしたりサイズオーダー可能です。形状も『コの字、L字、全て囲う』なども可能です。

耐水性があるので水拭きできます（丸洗いは不可）

裏面は滑り止め仕様になっています。

囲いの部分はマジックテープで取り外しが可能です。これが結構便利で、洗う時だったり、形状（例えばL字）や高さ違いを別注することもできます。

クッション性はしっかり固め

中芯には『ポリウレタンフォーム』を使用。丈夫な側地もあってベッドのクッション性は固め。市販のベッドにあるような”ふかふか柔か”ではなくガシっとしっかり支えるような感触です。

さっそく使ってみた結果…

ということで、さっそく使ってみました！（モデル：柴犬9.3kg 3歳）

とりあえずベッドに入ってくれました。

低めにした囲い部分を枕に、イイ感じでリラックス。

ちょっと窮屈そうな感もあり「もっと大きくてよかったかな？」とも思いました。(幅奥行き高さは自由にサイズオーダー可）

お眠になってきました。（守りたい、この寝顔）

このままずっと噛まずに使ってくれるかな…と期待をしていました。

が、数日後。。。

穴が空いてしまった…

やってくれました…

「穴が……。」

ぐぬぬ、残念。。。

新しいベッドにテンションが上がったのか、噛みやすい『角』をカミカミ。そこに穴が空いてしまいました…。（※噛みちぎった部位は飲み込まず回収しています。）

期待したターポリンですが、荒ぶる柴犬に文字通り歯が立たず。。。

穴は空いたけど…

このターポリンでもダメとなると、現時点では”穴が空かない”ことは一旦諦めました…。

「この試作はお蔵入りかな…」

とも思ったのですが、

• 穴が空いたとは言え布地（ファブリック）よりは丈夫
• 甘噛みや前足で掘る動作（高速ホリホリ）には耐える強度
• 中材はワタの噴き出す心配がないポリエチレンフォーム
• サッと水拭きできる（丸洗いは不可）
• 幅、奥行、高さ（マット、囲い）がサイズオーダーできる
• 囲い部分の形状もオーダーできる（コの字、L字など）

など使い勝手や自由度が高く、

「噛んで穴を空けるようなことがなければ良いベッドなのでは？」

と思い、事例としてご紹介することにしました。

ちなみに最近（2023年4月現在）は慣れてきたのか、それとも飽きたのか、それほど噛まなくなってきてベッドの中でよくくつろいでます。（全く噛まくなったわけではない笑）

まとめ

今回、残念ながら穴は空いてしまいましたが、布地と比べると丈夫で使い勝手のいいベッドに仕上がっていると思います。

囲いの部分はサイズオーダーできるので、例えば『高さの高い低いの二種類を使い分ける』ということも可能です。脱着できるのも便利！

もし興味がありましたら、お気軽にお問合せください。

では！